お庭に金木犀の木があるなら、ぜひチャレンジしてほしいのが
金木犀のティンクチャー作り!
ティンクチャーの作り方と使い方を紹介します。
金木犀のお花は胃炎、低血圧症、不眠症、歯の痛みなどに古くから生薬として使われています。
中国の本草学書籍『本草綱目』(1578年 李時珍著)には、風邪の症状や痰の切れをよくするものとして記載されています。
金木犀のティンクチャーを作ろう
ティンクチャーは、ハーブをアルコール(ウォッカやホワイトリカーなど)に漬けて、成分を抽出したもので、、ハーブチンキとも呼ばれています。
アルコールに浸すことで、ハーブに含まれる水溶性成分と、脂溶性成分の両方を効率よく抽出できます。
なお、ティンクチャーには、精油(芳香成分)も含まれていますが、少量です。
濃厚な金木犀の香りがするものではありません。
金木犀のティンクチャーのレシピ
【材料】
金木犀のお花 適量
ウォッカ(アルコール度数35~40度) 適量
密閉できるガラス瓶
茶こし
ティンクチャー保存用の遮光性ガラス瓶
※ティンクチャーの使用期限は、完成した日から1年。
音声配信でも、金木犀のティンクチャーについて話しています。
▲①金木犀のお花が咲き始めたら、花が落ちる前に、枝を切ってお花を収穫します。
※切りすぎると翌年花が咲かなくなることがあるので、欲張りすぎないように注意しましょう。
▲②お花を流水でサッと洗い、風通しのいい日陰で乾かすか、キッチンペーパーで水分をやさしく拭き取ります。
▲③煮沸消毒かアルコール消毒したガラス瓶の中に②のお花を入れ、ウォッカを注ぎます。※ウォッカはお花がひたひたに浸かる程度です。
▲④容器を冷暗所に置き、1日1回瓶を振って混ぜます。
▲⑤3週間ほど浸したら、ティンクチャーの完成です。
お花を茶こしで濾して、煮沸消毒またはアルコール消毒した保存容器に、チンキを移し替えます。
ティンクチャーの使用期限は1年です。
ラベルシールに作成日を記入して貼っておきましょう。
金木犀のティンクチャーの使い方
おススメの使い方を紹介します。
①金木犀のハンド用除菌スプレー
【用意するもの】
- ティンクチャー 3~5ml
- 精製水 25ml
- スプレー容器 30ml
【作り方】
スプレー容器にティンクチャーと精製水を入れて、よく振って混ぜます。
しっとりした使用感がお好みの場合は、グリセリンを小さじ1加えます。
お好みの精油(ラベンダーやティートリーなど)を1滴加えても良いでしょう。
②金木犀のマウスウォッシュ
コップ1杯の水かぬるま湯に、金木犀のティンクチャーを1~3滴加えて、ブクブクとうがいをします。
③金木犀の入浴剤
茶こしで濾したお花をそのまま捨てるのは、もったいないです!
1.金木犀のお花の入浴剤
お茶パックに金木犀のお花を大さじ2杯入れます。
パックを湯船に入れて、金木犀のお風呂を楽しみましょう。
2.金木犀のティンクチャー入り入浴剤
大さじ2杯分の天然塩に、金木犀のティンクチャーを5~10滴加えます。
お好みで精油(ラベンダーやオレンジなど)を1~3滴加えても良いでしょう。
④金木犀と○○のロールオンアロマ
手、爪、髪の毛先などにコロコロと塗って、香りを楽しみつつ、お肌も健やかに保つことができます。
【用意するもの】
- 金木犀のティンクチャー 1~3滴
- お好みの精油(ローズ、ラベンダー、ジャスミン、オレンジなど)1~2滴
- 植物油(ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、アルガンオイルなど)9ml
- ロールオンアロマの容器 10ml
- ビーカー
- ガラス棒(またはマドラー)
【作り方】
①ビーカーに、植物油9ml、ティンクチャー1~3滴、精油1~2滴を入れます。
②ガラス棒でよくかき混ぜたら、容器に移します。
※使用期限 1か月
⑤ティンクチャー入りの白湯、ハーブティー、紅茶
白湯、ハーブティー、紅茶などに、金木犀のティンクチャーを1~3滴垂らして飲みます。
私は、夜寝る前に飲む白湯に、ティンクチャーを3滴垂らしています。
体がポカポカして、心地よく眠りにつくことができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は金木犀のお花で作るティンチャーでしたが、金木犀のお花が手に入らない方もたくさんいらっしゃると思います。
ぜひ、ハーブティーでティンクチャーを作ってみてはいかがでしょうか?
ペパーミント、タイム、セージ、カモミールなど、あなたが普段飲んでいるハーブティーで作ることができます。
作り方は同じです。
ティンクチャーとは、ハーブをアルコール(ウォッカやホワイトリカーなど)に漬けて、成分を抽出したもので、、ハーブチンキとも呼ばれています。
アルコールに浸すことで、ハーブに含まれる水溶性成分と、脂溶性成分の両方を効率よく抽出できます。
外用、内用、どちらにも使え、使用期限も1年あります。
自分なりにアレンジして使えるようになると楽しいですね♪