[あいさつ]
原因不明の不登校を解決する近道①
我が子が不登校になってしまったとき。
教師や親は、学校に来れない原因が分かり、その問題が解決すれば、学校へ通えるようになると信じています。
原因が「イジメ」や「友人とのトラブル」などの場合は、確かにその通りです。
でも、現実はそんなに単純ではありません。
なぜなら、不登校になる原因でもっとも多いのが
原因不明の無気力や不安だからです。

原因不明の問題に、どう対処すればいいのでしょう?
これこそが、不登校問題が簡単には解決しない理由なのです。
不登校には5つのタイプがある。
文部科学省が実施している「不登校に関する実態調査」によると、不登校は5つのタイプに分類されています。
※詳細はコチラ →→→ 不登校に関する実態調査
世間では、「イジメ」や「友人関係のトラブル」が原因で不登校になるものだと思っています。
でも、実態は異なります。
1 無気力型 40.8% (原因不明の無気力や不安)
2 遊び・非行型 18.2%
3 人間関係型 17.7% (イジメや友人とのトラブル)
4 複合型 12.8%
5 その他 8.7%
不登校の子どもが最も頼りにするのはお母さん。
文部科学省の調査には、過去に不登校を経験したことのあるお子さんへ
「支えとなるアドバイスをしてくれた人は?」という質問をしています。
その男女別回答結果は以下の通り。
【男子の場合】
母親 52.1%
先輩・友人 39.8%
父親 32.2%
【女子の場合】
母親 60.1%
先輩・友人 47.2%
父親 25.9%
男女問わず、母親がナンバーワンです。
不登校を解決するために。
この記事をご覧になっている方が、お母様だとしたら、ぜひ、次のことをはっきりと自覚してください。
不登校の我が子を守り、支えるのは、専門家ではなく、自分(母親)!!

この気持ちを持つことが、子どもの不登校を解決するための最初の一歩です。
心療内科やカウンセリングの先生は、専門家です。母親にとっては頼りになる存在ですが、子どもにとってはただの他人でしかありません。
怖い先生だと思っているかもしれませんね。
不登校の子どもが一番頼りにしているのは、他人である専門家ではなく、たった一人しかいないお母さんであることを、自覚しましょう。