こんにちは!
榎本サユリーヌです。
精油アレルギーってご存じでしょうか?
「私は精油の濃度1%をちゃんと守っているから大丈夫です!」と思っている方。
安心するのはちょっと早いですよ。
なぜなら、同じ精油を2か月、3か月と長期間に渡って使い続けると、ある日突然、アレルギー反応が出るリスクがあるからです。
お気に入り精油は長期間、毎日使わない!
アロマの勉強を始めて、ちょっと精油の知識が身につくと、楽しくていろいろなことにトライしたくなります。
化粧水
ハンドクリーム
入浴剤
石けん
お風呂上りのセルフトリートメント、などなど。
ちょっと待ってください。
あなたはどんな精油を使っていますか?
お気に入りの精油、例えば、ラベンダーやオレンジなど、3~5種類くらいの精油を毎日毎日、使い続けていませんか?
正しい使用法(希釈濃度1%以下 ※AEAJ基準)であっても、リスクがあることを認識していますか?
ある日突然、アレルギー反応が
あなたが、同じ精油を2~3か月、毎日のように使い続けていたとします。
ある日突然、「かゆい」「ピリピリする」などのアレルギー反応が出ることがあります。
前にパッチテストしたときは大丈夫だったのに。
昨日まで普通に使えていたのに。
天然=安全ではありません
どんなに好きな香りでも、一つの精油ばかり使っていると体に「抗体」ができて、
アレルギー反応が出るリスクがあります。
そうなると、大好きな香りを楽しむことができなくなってしまいます。
悲しいですよね。
飲める精油なんてない!
「飲める精油」とか「高品質の精油だから原液で皮膚に塗っても大丈夫です!」と宣伝しているブランドがあります。
しかしながら、それはとても危険な行為です。
基本、アロマのプロは、精油を飲んだり、原液を塗布することはありません。
SNSで、「紅茶にレモン精油を2~3滴入れて、レモンティーを作りました」という投稿を見たことがあります。
正直、ゾッとしました。
※アロマテラピーが医療として根付いているフランスやドイツなどでは
医師の指導の下、精油を飲む治療法もあります。
私は柑橘系の精油が苦手・・・
私は柑橘系の精油を自分のために使うことはありません。
(お客様にはありますよ)
なぜなら、アレルギー反応が出てしまうからです。
今から数年前、アロマを勉強し始めた頃に遡ります。
オレンジ・スイートやベルガモットの香りが大好きで
毎日使っていた時期がありました。
希釈濃度は1%以下。
手作りのバスソルト、石けん、化粧水、トリートメントオイルなど、
いろいろなものに使って、その香りに癒されていました。
1年くらい経ったころでしょうか?
いつものようにオレンジ精油入りのバスソルトを作り、バスタイムを楽しんでいました。
すると、体に異変が。
腕や脚がピリピリしてきたのです。
気のせいかなと思ったのですが、全身がピリピリし始めました。
慌ててシャワーで体を洗い流すと、すぐに治まりました。
翌日、「昨日のあれは何だったんだろう?」と、同じバスソルトを作って入浴。
結果は、同じでした。
その後、いろいろ実験しました。
オレンジ・スイート、ベルガモット、ユズなどの柑橘系精油を使うと
肌がピリピリして、かゆみが出てきます。
家族(夫、娘、息子)にも協力してもらいましたが、この反応は私だけ・・・
あれから数年経ちますが、今も柑橘系の精油はお風呂で使えません。
お気に入りの精油を末永く愛用する3つのポイント
精油の使用は原則「自己責任」です。
だからこそ、正しい使用法を知り、安心安全なアロマテラピーを楽しみましょう。
1.精油の使用方法を守る
精油は原液のまま肌に使用することは危険です。
植物の香りの成分が高濃度に含まれているからです。
ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどの植物油で薄めて使用しましょう。
【AEAJの基準】
大人の場合 → 1%以下
3歳~12歳 → 0.5%以下(大人の1/2濃度)
3歳未満の乳幼児 → 使用しない
その他、肌が敏感な方、アトピー、高齢者などの場合、使用するときはパッチテストをして、異常がないことを確かめてから、低濃度(0.5%以下)で使用する
2.同じ精油を継続して使わず、2~3種類の精油をブレンドする
一つの精油を1か月以上使うことは避けてください。
さらに、手作りのハンドクリームやバスソルト、化粧水などに使う精油は、1種類ではなく、2~3種類の精油をブレンドして使いましょう。
例えば毎日使う化粧水。
無くなったら、別の精油を使って作りましょう。
例)1か月目 ラベンダー、ゼラニウム、サンダルウッド
2か月目 イランイラン、オレンジ、フランキンセンス
季節やお肌の状態に合わせて、精油の組み合わせを考えるといいですね。
3.妊娠中、生理中はアロマお休み期間にする
妊娠中、生理中はお肌がとても敏感です。
ローズ、クラリセージ、ゼラニウム、サイプレスなどは、
女性ホルモンに働きかけることが実証されています。
心配な時は精油の使用をお休みしましょう。
私は生理中はお肌が敏感になるので「アロマお休み期間」にしています。
※ 分娩時のアロマトリートメントなどは有効ですので、医師にご相談の上、使用してください。
まとめ
いかがでしたか?
同じ精油を毎日、長期間に渡って使いづけると、アレルギー反応が出るようになるリスクがあります。
末永くお気に入りの精油を楽しむために、次の3つのポイントを心がけましょう。
1.精油の使用方法を守る。
2.同じ精油を使い続けるのではなく、2~3種類の精油をブレンドして使う。
3.妊娠中、生理中の時などはお休みする。
あなたの快適なアロマライフを応援しています。