あなたは普段、どこで精油を買っていますか?
自分が精油だと思って使っていたものが、実は精油じゃなかったら・・・・・・
ショックですよね。
精油は信頼できるブランドから購入しよう
精油は信頼できるブランドから購入しましょう。
ネットで購入するときは、ブランド直販サイトをお勧めします。
信頼できるブランドの見分け方
- 精油の品質保持期限や、学名、精油の製造方法、産地などをパッケージに明記している
- 精油の成分表がある
- AEAJ表示基準適合認定精油である
うっかり失敗しがちな精油の買い方
1.100円ショップで購入
2.ネットで激安の精油(定価の半額以下)を購入
以下、詳しく説明します。
1. 100円ショップで購入
100円ショップで売っている商品は、精油ではありません!!
合成香料(主成分は界面活性剤)です。
もし、あなたが100円ショップで購入したものをお風呂に入れたり、お肌に使っている場合は、今すぐ止めてください!!
香りを嗅ぐだけなら問題ありませんが、アロマテラピーの効能(リラックス作用、リフレッシュ作用など)は一切ありません。
精油を購入するときは、パッケージに表記されている情報を必ずチェックしましょう。
アロマオイル、合成香料、界面活性剤・・・などの表記があれば、それは精油ではありません。
2. ネットで激安の精油を購入
安いものには理由があります。
アロマテラピーは芳香療法です。
療法ですから、品質が確かなものを選ぶのは基本中の基本です。
激安の理由
- 精油の品質保持期限がせまっている
- 100%ピュアな精油ではない
- 安い精油を混ぜている
- 工業用レベルの精油
- そもそも精油ではない
精油の品質保持期限がせまっている
精油は日本では「雑貨」扱いなので、品質保持期限を明記する必要はありません。
しかし、品質保持期限を明記しているブランドもあります。
ブランドの直販サイトであれば、品質保持期限が迫った商品は販売しませんが、ネットショップで、価格を下げて販売している場合があります。
スーパーで賞味期限が近いものが割引になるのと同じです。
100%ピュアな精油ではない
「100%ピュアな精油」とは、100%植物から抽出された精油のことです。
「アロマオイル」などの名称で販売されている合成香料もあるので、注意が必要です。
安い精油を混ぜている
高価な精油に、安い精油を混ぜている商品もあります。
例えば、
ラベンダーの精油に、ラバンジンの精油を混ぜている。
ネロリ(オレンジの花)の精油に、プチグレン(オレンジの葉や枝)の精油を混ぜている。
ローズの精油に、ゼラニウムやパルマローザの精油を混ぜている。
※ブレンド精油として明記して販売しているなら問題ありません。
工業用レベルの精油
精油にはレベルがあります。
分かりやすく表記するとこんな感じです。
工業用レベル < 化粧品・食品レベル < 医薬品レベル
「工業用レベル」とは、工業用、日用雑貨(洗剤など)に使うことを目的に製造された精油で、大量生産のため低価格です。
100%ピュアな精油であることに間違いはないのですが、農薬まみれの植物が原料だったり、衛生面の管理が不十分だったりします。
香りを楽しむだけなら問題ありませんが、アロマトリートメントで使うにはお勧めできません。
日本では精油は雑貨扱いのため、工業用レベルの精油と、化粧品・食品レベルの精油がごちゃ混ぜに販売されています。
医薬品レベルの精油は、ドラックストアなどで売っている「ハッカ油」などが有名ですね。
そもそも精油ではない
これが、一番悲しいかもしれません。
なぜ精油じゃないものが、精油として販売されているのか?
答えは一つではないと思いますが、私が実感しているのは
「販売している業者が精油の知識がないため、アロマオイルは全て精油だと勘違いして販売している」です。
悪意がないから、余計に厄介な問題だと感じます。
オークでお客様に販売している精油
オークのワークショップ体験をしてくださったお客様に、精油を販売することがあります。
4つのブランド精油を取り扱っているので、紹介します。
生活の木
アロマ初心者の方が多いので、「生活の木」の精油を販売することが多いです。
生活の木は、有名ですよね。
世界51ヶ国のパートナーファームより直輸入の精油を高管理のもとにボトリングしているそうです。
精油の種類もサイズも豊富(1mlから1000mlまで)で、1本1本に成分分析表が添付されています。
フレーバーライフ
フレーバーライフの精油は、英国供給元より精油を直輸入しています。
ブランド名、品名、学名、抽出部位、抽出方法、原産国などを明記し、日本国内で独自に全精油の成分分析を行い品室管理をしています。
最近は和精油(みかんやクロモジなど)のラインナップが増えてきているのが、うれしいです。
ニールズヤードレメディーズ
ブルーボトルでおなじみの英国老舗アロマセラピー&スキンケアブランド。
精油は英国において、製品は化粧品で初めて「英国土壌協会」からオーガニック認定を受け、その品質から幅広い層の信頼があります。
オーガニックなので、価格はちょっと高めですが、私がプライベートで使う精油はニールズヤードが多いです。
アロマフランス
アロマ・フランスの精油はすべて、ABマーク・Ecocert・NATURE&PROGRESのどれかの認定を受けた材料を使っています。
野生or無農薬栽培の植物を手作業で丁寧に適切な時期と量を収穫し、植物の保護と高品質を保持しています。
ちなみに私はアロマフランス認定のクレイテラピストでもあるので、アロマフランスのクレイも販売しています。
まとめ
アロマテラピーは、植物の香りで心や体のトラブルを穏やかに回復して、健康や美容に役立てようとする自然療法です。
主役は、植物から抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)です。
精油は雑貨として販売されているため、合成香料との区別がしにくい問題があります。
アロマ初心者だと、精油だと思って購入したのに、合成香料だった・・・なんてことが起こります。
そうならないために、私たち消費者が本物かどうかを見極める審美眼を持つことが大切です。
そのためにできることは
- 信頼できるブランドから購入する
- 100円ショップでは購入しない
- ネットで激安の精油は購入しない
- ネットで購入するときは、ブランド直販サイトから購入する
信頼できるブランドの見分け方
- 精油の品質保持期限や、学名、精油の製造方法、産地などをパッケージに明記している
- 精油の成分表がある
- AEAJ表示基準適合認定精油から選ぶ
品質の確かな精油を購入し、基本的なルールを守れば、アロマテラピーは誰でも気軽に始められます。
あなたの毎日がアロマテラピーでより良くなりますように!!!