AEAJ認定スクール

アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違い、知っていますか?

アロマテラピーを楽しむためには、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を使わなければなりません。

アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違いを知り、それぞれの特徴や見分け方、使い方を知って、アロマテラピーを楽しみましょう!

アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違い

まず、それぞれの違いを説明します。

アロマオイルとは

アロマオイルは「いい香りがするオイル」を意味し、天然・合成、両方があります。

そのため、私たち消費者が天然と合成の違いを理解しておくことが重要です。

私がアロマテラピーの勉強を始めた2010年代前半は、「アロマオイル=合成香料」という単純明快なものでした。

ところが近年、精油(エッセンシャルオイル)をアロマオイルと表現するブログ記事や、メーカーが増えてきました。

アロマオイルという単語の方が、検索されやすいからでは?と推測しています。

私が愛用しているフレーバーライフのショップサイトを見ると、カテゴリで「エッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)」とあります。

説明文は「取扱精油(エッセンシャルオイル)はすべて天然100%。国内外の品質にこだわったエッセンシャルオイル(精油)を仕入れています」とあり、「アロマオイル」という単語はないんですけれどね。

やはり「アロマオイル」と検索する人が多いからなのでしょう。

合成香料のアロマオイルの使い方

合成香料のアロマオイルは、天然成分の精油とは全く異なるものです。

人工的に作られた香りで、主成分が界面活性剤であることが多いです。

必ず商品パッケージに書かれている使い方を守ってください。

 

精油(エッセンシャルオイル)とは

精油(エッセンシャルオイル)は、植物に含まれる芳香成分を抽出したもので100%天然です。

精油を原液で肌に塗ることは危険で、必ず植物油で1%濃度以下に薄めて使います。

この薄めたオイルを「トリートメントオイル」とか「アロマオイル」と呼びます。

ここでも「アロマオイル」が登場します。

精油の原液塗布は危険ですが、正しい使い方を知れば安全にアロマテラピーを楽しむことができます。

 

精油は油脂ではありません!

 

精油(エッセンシャルオイル)のことを、植物から採れる油脂(つまり、油)だと思っていませんか?

実はそれ、間違いです!

油脂とは・・・

植物の種子や動物の脂肪から得られる脂質で、油(常温で液体)と脂肪(常温で固体)があります。

油脂の成分は、グリセリンに3個の脂肪酸が結合したもの(トリグリセリド)です。

 

(油脂の例)
オリーブ油、ツバキ油、ホホバ油、亜麻仁油、ココナッツ油、馬油など

 

精油(エッセンシャルオイル)とは・・・

精油は、炭化水素(炭素+水素+酸素)にアルコール、ケトン、フェノール、エステルなどの官能基がついた有機化合物です。

官能基(注)によって、精油の香りや特徴が変わります。

精油の複雑かつ、魅力的なのは、精油の中にそれぞれの成分が単体で存在しているのではなく、いくつもの成分が含まれていることです。

異なる成分が互いに影響し合い、相乗効果や相殺効果をもたらしています。

 

ちなみに、有機化合物は2000万種以上あるといわれ、その中で香りのあるものは40万種以上。

精油の化学を見ていくと、くるくると景色が変わる万華鏡のような世界です。

 

 

(注)官能基とは?

有機化合物についている特定の構造を持つ結合様式のこと。

ヒドロキシ基(ーOH)、アルデヒド基(ーCHO)、カルボキシ基(ーCOOH)などがあります。

有機化合物の性質を決める特定の原子の集まりで、同じ官能基を持つ化合物には共通の化学的性質(水に溶けやすい、水に溶けにくいなど)を持ちます。

 

アロマオイルの合成と天然の見分け方

先に説明した通り、アロマオイルには、合成と天然があります。

もっと細かくいうと、天然でも、100%天然のものと、そうじゃないもの(エッセンシャルオイル配合と表記されています)があります。

アロマテラピーを楽しむためには、精油=100%天然のアロマオイルでなければなりません。見分け方のポイントは3つあります。

ポイント1.容器の色や素材

精油(エッセンシャルオイル)は太陽の光に弱いので、茶色や青色の遮光ビンに入っています。

透明なガラス瓶やプラスチック容器に入っているものは合成のアロマオイルの可能性があります。

 

ポイント2.ラベルの表示

精油は、ラベルに「精油」「エッセンシャルオイル」と表示されています。

植物の学名、抽出部位、抽出方法、品質保持期限などが表示されている商品もあります。

合成のアロマオイルは、「アロマオイル」「フレグランスオイル」「界面活性剤」などが表示されていることが多く、植物の学名などの表示はありません。

 

ポイント3.商品の価格

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の種類や栽培方法などによって異なりますが、5mlで1000円~3000円前後の価格です。

極端に安いものは、合成のアロマオイルか、天然のオイルが薄められたり、人工的な香料をまぜられたりしている可能性があります。

100円ショップで売られているアロマオイルは合成のアロマオイルです。

アロマで癒されたい、リフレッシュしたいと思うなら、100円ショップなどで売られている安いアロマオイルは購入しないようにしましょう。

 

精油(エッセンシャルオイル)の購入は通販?店頭?

アロマ初心者はアロマ専門店に足を運んで購入しましょう。

なぜなら、香りがわからないから!

アロマ初心者はアロマ専門の店頭で

ネットの情報を鵜呑みにすると痛い目をみることがあります。

例えば、ローマンカモミールの精油は「リンゴに似た香り」と紹介されています。

リラックス効果もあるようだし、ちょっと高いけれど、ネットで購入。

ところが、届いた精油の香りは、薬のような独特な香りがして、結局使うことなく部屋の隅でほこりをかぶっている・・・

なんて話を聞いたことがあります。

 

知識がある方はアロマ専門店の通販がおススメ

ネットでお買い物と言えば、Amazonや楽天を利用されている方が多いでしょう。

私もヘビーユーザーの一人です。

ただし、精油を購入するときは別!

「アロマ専門店」の通販で購入することをおススメします。

例えば、リーズナブルな価格と種類が豊富な「生活の木」や、和精油の取り扱いもある「フレーバーライフ」など。

なぜアロマ専門店なのか?

 

私が精油をAmazonや楽天なので購入しない理由。

それは失敗したことが何度もあるからです。

 

失敗談1 ラベンダー

私がアロマインストラクターの勉強をしていた頃の話です。

楽天で「精油5本(10mlサイズ)で1,000円」という商品を見つけました。

外国産で聞いたこともないメーカーでしたが、安さにつられてポチっとしてしまいました。

 

届いた精油の中で、ラベンダー精油が知っている香りとちょっと違いました。

後に、その香りはラベンダーと似た香りで安価に購入できる「ラバンジン」という精油であることに気づきました。

同じようなことが、ネロリ精油でもありました。

 

失敗談2 ローマンカモミール

昨年夏、イベントの仕事でローマンカモミールを使うのに、うっかり切らしていたことに気づきました。

イベントは明後日に迫っています。

こんな時はAmazonです。

安心できるブランドの精油の中から、ちょっとお得になっている精油を購入しました。

翌日、手元に届いた精油。

香りは間違いなくローマンカモミール♪

ほっと一安心したのも束の間、パッケージを見たら、品質保持期限が残り1か月・・・

だから安かったのか~と思いましたが、開封してしまったので返品できない。

そもそも翌日使うので、返品することはできません。

 

失敗談3 ユリ

お客さまからユリの精油を購入したいとの相談があり、ネットで検索したところ、とあるショップのサイトが見つかりました。

でも、そのショップは精油専門店ではなく、雑貨屋さん。

本物ならかなり高価(2~3万円)なはずなのに、3000円とかなり安価。

精油の説明も不十分なので、メールで「100%天然の精油なのか、もし精油なら製造方法を教えてほしい」と問い合わせました。

数日後、「100%天然の精油であり、製造方法は水蒸気蒸留法」との回答メールが届きました。

 

ああ、やっぱり偽物だと思いました。

本物のユリの精油なら、水蒸気蒸留法ではなく、有機溶剤抽出法のはず。

そもそも、ショップの店員が精油がなんなのか、知識がないのでしょう。

その後、その商品の製造元に問い合わせた結果、ユリの精油は、植物油の中にユリの花を浸して作られた浸出油(インフューズドオイル)だったことが判明。

精油として販売しているショップには、商品の説明を訂正するよう依頼しました。

私は購入せずに済みましたが、精油だと信じて購入してしまった人、精油だと信じて使い続けている人がいると思うと、心が痛みます。

 

アロマ専門店の通販なら、このような失敗は基本的にないはずです。

ですから、精油は、店頭でもネットでも「アロマ専門店」で購入することをおススメします。

 

まとめ

アロマテラピーを楽しむためには、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を使わなければなりません。

アロマオイルは「いい香りがするオイル」を意味し、天然・合成、両方があります。

そのため、私たち消費者が天然と合成の違いを理解しておくことが重要です。

合成のアロマオイルとは

合成のアロマオイルとは天然成分の精油とは全く異なるものです。

人工的に作られた香りで、主成分が界面活性剤であることが多いです。

必ず商品パッケージに書かれている使い方を守りましょう。

 

100%天然のアロマオイルとは

100%天然のアロマオイルのことを、精油(エッセンシャルオイル)といいます。

精油は、植物に含まれる芳香成分を抽出したもので、人工的なものは入っていません。

天然だから安全というわけではなく、正しく使う必要があります。

精油を原液のまま肌に塗ることは危険で、必ず植物油で1%濃度以下に薄めて使います。

 

合成オイルと天然オイルの見分け方

アロマテラピーを楽しむためには、精油=100%天然のアロマオイルでなければなりません。見分け方のポイントは3つあります。

①容器の色や素材

精油(エッセンシャルオイル)は太陽の光に弱いので、茶色や青色の遮光ビンに入っています。

透明なガラス瓶やプラスチック容器に入っているものは合成のアロマオイルの可能性があります。

②ラベルの表示

精油は、ラベルに「精油」「エッセンシャルオイル」と表示されています。

植物の学名、抽出部位、抽出方法、品質保持期限などが表示されている商品もあります。

③商品の価格

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の種類や栽培方法などによって異なりますが、5mlで1000円~3000円前後の価格です。

極端に安いものは、合成のアロマオイルか、天然のオイルが薄められたり、人工的な香料をまぜられたりしている可能性があります。

精油はアロマ専門店で購入する

ネットでお買い物と言えば、Amazonや楽天を利用されている方が多いでしょう。

ただし、精油を購入するときはアロマ専門店の通販がおススメです。

例えば、リーズナブルな価格と種類が豊富な「生活の木」や、和精油の取り扱いもある「フレーバーライフ」など。

 

アロマテラピーは簡単にできる自然療法です。

100%天然の精油(エッセンシャルオイル・アロマオイル)を購入して、私たちの心や体の健康に楽しく役立てましょう!

 

 

精油の安全な使い方を知りたい!

アロマテラピーを自分や家族の健康に役立てたい!

そんな方はオーク一市原でアロマテラピーを学んでみませんか?

 

 

オーク市原のスクールメニューを見る

 

 

 

オーク公式LINEお友だち募集中!

 

オーク市原の公式LINEをお友だち登録してくださった方へ

PDF小冊子を期間限定プレゼント中です。

 

 

友だち追加

 

あわせて読みたい
お悩み別自然療法

【終了】2023年10月末までハンドのスペシャルケアがお得!クレイのハンドバス&アロマハンドトリートメント

2023年8月28日
オーク市原アロマテラピースクール
女性限定プライベートサロンOak Oak(オーク)は千葉県市原市の片田舎にある女性限定のプライベートサロン。 アロマテラピー、メディカル …