こんばんは!
オークの榎本サユリーヌです。
さて、今日は前回の続きです。
睡眠は脳と体のメンテナンス時間(2)
なぜ、私たちは眠るのでしょうか?
眠ることで、脳と体を休めているから。
確かにその通りです。
でも、ただ休んでいるだけではありません。
睡眠は、脳と体をメンテナンスする大切な時間です。
体のメンテナンス。
温かいベッドの中で、ラベンダーやベルガモットなどの香りに包まれていると、とても幸せな気分で眠りにつくことができます。
快眠することで、体の疲れをとり、ストレスからも解放されます。
更に、質の良い睡眠、つまり快眠は、免疫力を高め、あらゆる病気を予防することに役立ちます。
快眠があらゆる病気を予防する!
私たちは、日中、活動している時には、自律神経は交感神経が優位な状態です。活性酸素が増えることで、細胞やDNAを傷つけ、免疫力を低下させます。
睡眠中は副交感神経が優位な状態になります。呼吸が安定し、血圧も下がります。血管が弛緩し、血液循環が良くなり、免疫力が高まります。免疫力が高まることで、病気にかかりにくくなります。
ところが、ストレスが強く、睡眠の質が悪くなると、睡眠中も交感神経が優位な状態のままになります。
血圧は高いまま、免疫力も低下し、高血圧症、脳卒中、糖尿病、ガンなどの様々な病気を引き起こします。
ガン細胞は1日に何個作られている?
人間の体には約60兆個の細胞があります。
日々、分裂し、新たな細胞に生まれ変わっています。
ガン細胞は、細胞が生まれ変わる時に、突然変異でできる細胞です。
健康な成人が、1日にできるガン細胞は何個くらいでしょうか?
1個、10個、100個、1000個。
そんなもんじゃあ、ありません。
なんと、1日に数千個(3000~6000と諸説あります)もガン細胞ができるのです。
睡眠はガンになるリスクを低下させる。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)という名前をご存知ですか?
体内を循環し、ガン細胞を発見したら攻撃し、破壊する免疫細胞です。
このNK細胞は、副交感神経が優位な時に活性化します。
1日の中で、副交感神経が最も優位になっているのは、睡眠中です。
だから、睡眠はガンになるリスクを低下させてくれるのです。
睡眠不足が続いたら・・・
もし、睡眠不足が続き、免疫力が低下してガン細胞が生き残ってしまったらどうなるのでしょうか?
ガン細胞は、10年以上の歳月を経て1センチほどの大きさに成長します。やがてガンとして発見されるでしょう。
睡眠は体をメンテナンスする大切な時間。
健康のために食事や運動に気を使う人は多いですが、睡眠のことまで考えている人は少ないのではないでしょうか?
毎日快眠することで、ストレスから解放され、免疫力が高まります。5年後、10年後も、健康でいるために、快眠を目指しましょう!