お悩み別自然療法

食物繊維の宝庫!腸を鍛えるメディカルハーブ

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[あいさつ]

食物繊維の宝庫!腸を鍛えるメディカルハーブ

 

2018年1月14日に放送されたNHKスペシャルタモリ×山中の人体シリーズ「万病撃退!腸が免疫の鍵だった!」で、腸と免疫力の関係を紐解いていました。

※2018年1月31日(水)に再放送されます。

 

ご覧になっていない人のために、まずはその内容を紹介します。

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ノーベル賞級新発見!腸能力を鍛えよう。

私たちの体にいる免疫細胞たち。その数、なんと2兆個。

そのうちの約7割が腸に滞在しています。

 

なぜ、腸に免疫細胞たちが集結しているのでしょう?

その理由は大きく2つあります。

①腸は食べ物などに混ざっているウイルスや細菌が通過するところだから。

腸は体の中で最も敵であるウイルスや細菌に襲われやすい部分。だから、免疫細胞たちが集結し、あらゆる病原菌から体を守っています。

 

 

②腸内に免疫細胞たちの訓練場が備わっているから。

腸内に100兆個存在する腸内細菌(腸内フローラ)のうち、善玉菌(ビフィズス菌など、全体の2割)は味方として学習します。

悪玉菌(黄色ブドウ球菌など、全体の1割)は敵として学習します。

どちらにも属さない日和見菌(約7割)などもここでしっかりと学習します。

無事、卒業した免疫細胞たちは病原菌と戦う戦士としてデビュー。血液やリンパ液に混ざって体中に派遣されます。

 

ドラマのような出来事が体の中で日々繰り広げられています。

この免疫細胞と腸内細菌の2つが、バランスよく働くことで免疫力が高まります。

 

 

名付けて腸能力!!

 

ところが問題発生。

腸内細菌はとてもデリケート。食生活、年齢、ストレス、薬の服用など様々な要因によっ日々、変化します。

 

免疫力はバランスが大切

免疫細胞たちが暴走してしまうことがあります。免疫の過剰反応です。

味方なのに、敵だと勘違いして攻撃してしまうのです。

様々なアレルギー症状やリウマチなどの病気は免疫の過剰反応が原因です。

つまり、免疫力は強すぎても弱すぎてもダメ。

バランスが大切です。

 

この免疫のバランスを維持する働きをしている細胞がいます。

大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口教授が発見しました。

※ノーベル賞級の発見だそうです。

 

その免疫細胞の名前は「Tレグ細胞」(制御性T細胞)。

Tレグ細胞は体の中で暴走している免疫細胞を見つけると興奮を鎮める物質を放出して暴走を鎮めます。

まるで、暴走したオームたちを鎮めるナウシカのように。

 

Tレグ細胞は腸の中で生まれます。

腸内細菌の一つであるクロストリジウム菌が多い人ほどTレグ細胞がたくさんいることも判明しました。

 

つまり、優秀な腸能力を維持するためには、Tレグ細胞を増やすことが必要。

Tレグ細胞を増やすためにはクロストリジウム菌を増やすことが必要なのです。

 

クロストリジウム菌を増やす方法

さあ、問題は、ここからです。

どうしたら

クロストリジウム菌を増やすことが

できるのでしょうか?

 

 

番組では花粉症などのアレルギー症状があったのに薬も飲まずに治ってしまった人たちを紹介しました。

それは、とあるお寺の修行僧たち。

修行の成果・・・・

 

では、ありません(笑)。

その食事に原因がありました。

いわゆる精進料理です。

毎日、食物繊維たっぷりの精進料理を食べていたら自然とアレルギー症状が出なくなったのです。

修行僧たちの腸内細菌を調べるとクロストリジウム菌が発見されました。

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まとめると次のようなになります。

 

食物繊維の豊富な食材を食べる。

  

腸の中でクロストリジウム菌が増える。

  

クロストリジウム菌が免疫の暴走を鎮めるTレグ細胞を生み出す。

   

Tレグ細胞が増えると免疫力のバランスが整う。

  

免疫力のバランスが整うとアレルギー症状が緩和し、風邪などの感染症にかかりにくくなる。

  

腸能力アップ!!

 

 

キーワードは食物繊維の豊富な食生活

なあるほど!

やっぱり食事がカギを握っていました。

 

精進料理・・・とまではいかなくても、食物繊維たっぷりの和食は素晴らしいです。

ごはんに、汁物と煮物・焼き物など。コンブや鰹節、味噌、醤油などの調味料を使うことで

低カロリーの食生活を送ることができます。

 

 

水溶性食物繊維の宝庫メディカルハーブで腸能力を鍛えよう!

さあ、いよいよここからは、ハーバルセラピストである榎本のオリジナル内容です。

 

 

食物繊維は水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があります。

腸内環境を整えるためには、水溶性食物繊維を多く含む食品を意識してとることがポイントです。

水溶性は腸内細菌が分解しやすいため、エサになりやすく、その結果、細菌が増えやすいのです。

 

 

水溶性食物繊維を含む食品(腸内細菌のエサになりやすい)

ねばねば、サラサラしているのが特徴で、穀物、海藻、果物に多く含まれます。

・海藻(コンブ、ワカメ、ヒジキ)

・米

・大豆(味噌、醤油、納豆、豆腐など)

・大麦

・テンサイ(オリゴ糖)

・アボガド

 

 

不溶性食物繊維を含む食品

野菜に多く含まれ、ボソボソ、ザラザラした食感が特徴です。

・野菜

・豆類

・キノコ

・果物

・海藻

 

 

水溶性食物繊維を摂取できるメディカルハーブ

1日1杯のハーブティーを飲むだけで、多種多様な水溶性食物繊維が摂取できるとしたら、飲んでみようと思いませんか?

 

メディカルハーブは食品です。

でも、あえて言うなら

医薬品と食品の中間に位置するものだと、私は考えています。

健康の維持、増進、病気の予防、再発防止など幅広い分野で活躍できる食品だからです。

 

ハーブティーに含まれる多種多様な水溶性食物繊維は、腸能力を鍛えるクロストリジウム菌や、その他多くの善玉菌のエサとなり、あなたの腸能力を鍛えてくれます。

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ハーブティーの淹れ方

多種多様な水溶性食物繊維を摂るために3~4種類のハーブをブレンドして飲むことをおススメします。

飲みやすいハーブ(ジャーマンカモミール、スペアミント、ルイボスなど)をベースに、目的に合ったハーブを少しブレンドするといいです。

熱湯を注ぐことと、しっかり蒸らすことがポイントです。

 

1.ティーポットにティースプーン2杯分のハーブを入れます。

2.熱湯(95℃以上)200ccを注ぎ、フタをして5分~10分蒸らします。

3.カップに注いでいただきましょう。

最後の一滴は、ゴールデンドロップと呼ばれています。ハーブの有効成分が、この一滴に凝縮されています。

 

開封したハーブは冷暗所(夏場は冷蔵庫)で保管し、風味が劣化する前に早めに飲み切りましょう。

 

水溶性食物繊維の豊富なメディカルハーブ3選

1.エキナセア(キク科)

昔から免疫力を高めるハーブとして有名。

エキナセアに含まれる多糖類(食物繊維)はマクロファージ(免疫細胞の一つ)の活動を

活発にします。

風邪、インフルエンザ、ヘルペス、カンジダ症、膀胱炎などの感染症に、医療品の補助療法として用いられています。

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2.エルダーフラワー(レンプクソウ科)

ヨーロッパやアメリカ先住民の伝統医学として用いられた歴史を持ちインフルエンザの特効薬と呼ばれています。

多糖類(食物繊維)を含むハーブで、濃いめに抽出するとトロミがでます。

 

ハリーポッターに登場する「ニワトコの杖」は、このエルダーの木で作った杖。イギリスでは、エルダーの木は妖精が宿る神聖な木で、魔よけとしてよく庭に植えてあるそうです。

 

 

3.ダンディライオン(キク科)

和名は西洋タンポポ。

インドのアーユルヴェータやアラビアのユナニ医学ではリウマチなどの体質改善のために

用いられていました。

日本でも古くから漢方の生薬として消化不良や便秘解消のために用いられています。

イヌリン(食物繊維)が豊富です。

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医食同源。今と昔。

ここで、勘違いされないようにもう一度お伝えします。

メディカルハーブは医薬品ではありません。

食品です。

 

が、しかし、

その歴史を紐解くと、紀元前の頃から世界中で「薬」として用いられてきた事実があります。

その素晴らしさは歴史が証明しています。

 

 

昔は薬=食べ物

医食同源という言葉があります。

薬と食べ物は本質的に同じであるという意味です。

ほんの100年くらい前までは、この考え方は当たり前でした。

 

 

今は薬≠食べ物

今、私たちが暮らす世界には食品添加物が溢れジャンクフードと呼ばれる食品が多々あります。

これらの食品を食べないことはまず不可能です。

いろいろな食材に含まれていますしコンビニやファーストフード店はとても便利です。

便利になった反面、医食同源が成立しない世の中になってしまいました。

 

 

アレルギー体質(花粉症、ハウスダストなど)の人は増加傾向にあります。

野菜が嫌いな人。

ジャンクフードが大好きな人。

外食が中心の人もいるでしょう。

 

また、病気にかかりやすい人(つまり免疫力が低下している人)は、腸内細菌の多様性が低下していることも分かってきました。

腸の中に、多種多様な腸内細菌がいることが、健康維持の秘訣なのかもしれません。

 

だからこそ、メディカルハーブティーを飲みましょう!

 

メディカルハーブは色、香り、味わいなどを楽しみながら飲めるのでリラックス作用に優れ、ストレスケアにも繋がります。

ハーブあれこれ

 

まとめ

では、まとめます!

免疫力を高めるカギを握っている腸能力。

腸能力を鍛えるためには食物繊維の豊富な食品を積極的に食べることが大事です。

 

メディカルハーブは腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維の豊富な食品です。

 

ハーブティーなら手軽で簡単なので、忙しい現代人でも毎日飲むことができます。

飲み続けることで腸能力が鍛えられ、免疫力のバランスも整います。

さらに、ストレスケアに役立ち、快眠にもつながります。

 

オークではお客様や生徒さんに必ずハーブティーをお出ししています。

今の季節は風邪シーズンに役立つハーブティー。

エルダーフラワーやカモミール、リコリスなどをブレンドした甘い味わいが大好評です。

 

 

 

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